2015年3月4日水曜日

初めてMacを購入したDeveloperがすること

0. はじめに

プログラミングの言語は色々あります。Macは、購入した時点でPHPやRuby, Perl, Pythonのコマンドは入っており、開発可能です。以下、C, C++, Objective-C, Python, PHPの開発について、環境の構築について書きます。
ブラウザからダウンロードしても使えるのですが、あとあとバージョン管理とかでちょっと困ると思うので。
5までは全員すべきことで、それ以降はOptionalです。

1. Xcodeのインストール

まずはXcodeをインストールしましょう。Appleで開発者登録をすると、ダウンロードできます。iPhone/Mac開発には必須のツールです。また、他の言語の開発にも使える統合開発環境(IDE)です。
Xcode

2. Command Line Tools for Xcode

次にCommand Line Tools for Xcodeをインストールします。
xcode-select --install
もしくは
Downloads for Apple Developers(要ログイン)
からダウンロード&インストールします。

ここまでで、C, C++, Objectice-C, Swift(Mac, iPhone)の開発環境は整っています。iPhoneはエミュレータもついてきます。
iPhoneの実機で実行するためのiOS Developer Programについては
はるふ's Innovation!!ーiOS Developer Programへの参加
をご参照ください。

3. Javaのインストール

Homebrewをインストールしたいのですが、その前に、Javaを入れる必要がある?(どちらかわからない)

Androidの開発にも必須です。

java -version
を実行したとき、インストールされていたらバージョンが、されていなければインストールするかきかれる(らしい)です。

インストールされてないのに聞かれなければ、
Oracle-JavaからJDKのMac OS Xをダウンロード&インストールします。

参考→QiitaーMacでJDKのバージョンを切り替える

4. Homebrewのインストール

インストールパッケージ管理に利用します。色々ブラウザからダウンロードするとバージョン管理が大変だったり、./configure;make;でエラーがでたらどうしようもなかったりと、homebrewを使うと便利です。

ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
これを実行
これにより、brewコマンドが使えるようになります
まずは指示に従い、
brew doctor
特に問題なければ、完了です。

基本のbrewコマンドは、

Homebrewのアップデート&再ビルド
brew update
brew upgrade

パッケージ名(formula)を検索
brew search (キーワード)

パッケージのインストール
brew install (パッケージ名)

パッケージのアンインストール
brew remove wget

インストールされたパッケージ一覧を表示
brew list

です。
※Homebrew派とMacPorts派といて、Homebrew派の方が多いイメージがあります。ただ、共に入れるのはよくないようです。

参考→Qiitaーパッケージ管理システム Homebrew

5. gitのインストール

最近のプログラマはとりあえずみんあGitを使っています。

brew install git
これだけでOKです。
gitの基本的なコマンドについては
はるふ's Innovation!!: サルでも分かるgit入門がわからない

6. お好みのエディタ

vimやemacsといったgeekなエディタは標準搭載しています。 Xcodeでの開発ならXcodeで開発できます。
その他で有名なのは、Sublime Text
やAtom
です。
お好みに合わせて。
※Sublime Textは無料で”つかう”ことができるのは事実ですが、長期利用は、有料です。

7. Pythonの開発

Pythonのバージョン管理ツールとして、Pyenvがよく使われます。
brew install pyenv
でインストール。 その後、
pyenv install -l
でインストール可能なパッケージ一覧が表示されます。

自然言語処理や科学計算などを行う場合は、anacondaをインストールすると、その他様々なモジュールを同時にインストールできて便利です。

2.7.9や3.4.3、anaconda-2.1.0やanaconda3-2.1.0など、
pyenv install 2.7.9
みたいな感じで、一覧の時に表示された時の名前を使ってインストールします。

Python 2.xとPython 3.xでわりと差があるので、どちらを使うかは、場合によります。そのため、anacondaもanaconda(2.x系)とanaconda3(3.x系)で分かれています。Pyenvを使っているなら、どっちもいれて、切り替えても問題無いです。
参考→Python 2 と Python 3 のどちらを使って開発すべき?

anacondaについて、詳細は以下のリンクをご参照ください
参考→QiitaーMacでPython3系ベースの機械学習環境設定(Python2系との共存)

以降は引数なしでpythonなら対話モードで、python (ファイル名.py)ならばそのファイルが実行されます。

pythonのモジュールの追加は、pipから行います。
はるふ's Innovation!!ーTweepy+Pythonによるユーザーストリーム〜pip, tweepyのインストールから〜(Mac)
を参照してください。
pip list
でインストールしたモジュール一覧を見ることができます。

Mecabを使う場合は、
brew install mecab
brew install mecab-ipadic
でmecabを入れます。これでコマンドからmecabを使えるようになります。

pythonから使えるようにするには、
pip install mecab-python
を実行します(python3なら右をpython3にする)
これで、pythonからimport Mecabを実行できます。

8. PHPの開発(Apache, FileZilla)

PHPはサーバーで処理を実行し、するので、デバッグにはサーバーが必要ですが、いちいち送るのはとても面倒です。そのため、PC上に仮想的にサーバー環境を構築すると便利です。
Apache(仮想のサーバー)はもともとインストールされています。
sudo apachectl start
により、Apacheを起動。startの部分をstop, restartにすると、停止, 再起動を行うことができます。起動している状態で、ブラウザに
http://localhost
を入力すると、
It Works!
が表示されます。表示されれば、起動しています。

ApacheでPHPを有効にするには、httpd.confというファイルを編集する必要があります。
vimエディタを用います。ちょっと扱いが難しいので、リンクをご参照ください→vimコマンド一覧

sudo vi /private/etc/apache2/httpd.conf
でvimが起動したら、i(挿入モードへ)
#LoadModule php5_module libexec/apache2/libphp5.so
を探して、先頭の#をとる
そのご、EscまたはCtrl+C(コマンドモードへ)
:wqを入力してEnter
PHPのバージョン管理をする場合は→PHP利用のための設定

以上で設定は完了です。

http://localhostは
/Library/WebServer/Documentsの中身を示します。つまり、ここのindex.htmlが読まれているので、ここに例えばsample.phpみたいなファイルを置いて、http://localhost/sample.php
にアクセスすると、PHPのサーバーの実行結果を見ることができます。

PHPのエディタには、僕はSublimeを使っています。

サーバーをかりているとき、サーバーにファイル送るときは、FileZillaを用います。

cakePHPはフレームワークの一つです。僕は使ったことがないので、調べてみてください。

※PHPで開発する際、いわゆるたとえば$が抜けている、のようなミスの時、何も表示されなくて困ります。そういう時はphpコマンドを実行すると、pythonの実行時みたいにエラー検出できます。

9. Androidの開発

Androidの開発は、これからの時代は、Eclipseではなく、Android Studioを使うべきです。(SDKは廃止予定とのことです)
参考:第 3 回・新 IDE : Android Studio を使ってみよう!
参考:【ADB】Java(JDK)とAndroid SDKを導入してADBコマンドを使えるようにする

公式のエミュレータはとても重いので、変える必要があります。公式以外のエミュレータとしてGenymobileなどを使うのもひとつの手ですが、公式も、intelのHAXMを使うと、早くなります→参考:Android SDK の高速エミュレータ、使ってますか?

Androidアプリのファイル構成は
QiitaーHello worldで分解するAndroid Studioのプロジェクトの内容
がわかりやすいです。

10. Unityの開発

インストールしましょう。


以上がやったことのある開発環境の準備です!

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